「バンド」というシステム
卒業、脱退、活休、解散いろいろな言い回しがあるが
最近聴いた勇退というのはいいな
愛を感じる
バンドメンバーに愛着がわかない人っていないと思うんだ
少なくとも最初はお互いを認め合って、愛を持っているから一緒にいるんだ
その愛がふとした時に裏切られてしまう時もあって、憎しみに変わることもあるし
その愛ゆえに、勝手に期待したり、押し付けたり、誤解したりする。
自分たちはひとつなんだって、ひとつであるべきなんだって
そう思うからこそそうなる
うまくいっている時、目標に向かって邁進している時はとても楽しい
でもふとその未来に陰りが見えた時、その絆が試される
私にはうまいこと乗り越えられた試しはない
なるようになって流れ着いて
今のような感じで音楽をしている。
だから今、サポートメンバーと活動する上で大事にしていることは
・個人を大事にすること
・無理をしないこと
・意見は聞いても最終決定は自分の意思ですること(忖度しない)
主にこの3つである
まずこれにたどり着くには
どうしたら売れるか
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「続けること」が前提
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どうしたら続けられるか
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正規メンバーで活動すると脱退、解散で活動がストップする可能性がある
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方向性や曲など大事な部分は全て一人に集約する。でもバンドで演奏したい
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ドラムとベースをサポートで入ってもらう。現体制
という過程を経ていくんだけど
「続けること」に対して障害になるものを排除していくとそうなるんだよね
まずメンバーも自分も仕事がありプライベートがあるし
バンドの予定に合わせられないこともあるよね
そこでバンドの予定をごり押ししてそいつを板挟みにしちゃうと
その人はバンドのことを重荷に感じてしまうと思う
次に必要以上に先行投資をして金銭的負担を強いるのもよくない
「バンドのせいで金がない」って思考になるとやる気失くすよね
私は好きでお金を突っ込んでいるからいいけど
そうじゃない人にとっては時間もお金もとられて負担だからね
最後に話し合いでまとまらないのは権限が分散してあって
「みんなでつくりましょう」的な感じにしているとそうなりやすいと思う
みんながスポンジみたいに吸収しやすければいいのだけれど
こだわりと好き嫌いがぶつかりあって紛糾することはめずらしくないよね。
そのうち「あいつが多分嫌いだろうからここ、こうしとこう」みたいな感じでセクション仕上げたりするんだよね。
誰のために曲作ってんだよって話で
お客さんに聞かせる曲がいつの間にかバンドの会議を通過するための曲になってたりね
できる人たちはできるのよ
ちゃんと信頼があって、お互いを理解して、期待に応えられる
10年も20年も欠けることなく同じメンバーでやってますってバンドいるの
ただ私にはできなかった
バンドサウンドもバンド形態も好きなんだけど
「バンド」というシステムは私に合わなかった
だから今、自分の伝えたいことが、やりたいことが
一番ストレートに伝わるやり方で
音楽をやっています。
外的要因を排除して
これで万全かと思いきや
そしたら今度はね
自分との戦いになったよ
いかに他のメンバーが重要な役割を果たしていたか
分かるようになるよ。