ALARMSの日々

福岡のバンド「ALARMS」のVo:Takuyaが綴る。トライアンドエラーの日々、歩いた軌跡

「音楽をやってます」って言うだけの人

まずは今日とても気になった動画をみなさんに紹介したい

 

 

www.youtube.com

 

私が小学1年生の時に死ぬほど見ていた「仮面ライダーアギト」に出演していた

仮面ライダーG3/氷川誠 役の要潤さんの動画

 

当時彼は新人俳優で、演技についてはほぼ素人同然で

「何をしていいかわからない」の連続だった

でもそれだと監督からは、良いOKはもらえないし

何度も何度もリテイクになってしまって

自分の不甲斐なさに落ち込むのだけれど

台本を読みながら「次はこうしたい」っていう

意思を持って演技ができるようになって

そしてそれがいい演技に繋がっていくという

 

本編の氷川誠と同時に要潤も成長していったんだっていう裏話を聞けてとても感動した。

 

是非、みんなも見てほしいし「仮面ライダーアギト」もとても素晴らしい作品だから見てほしい。

 

 

そして今日はギターを持って警固公園で歌って来ました

部屋の中で練習しているうちに

突発的に「外で歌いたいな」って思って天神へ

 

路上で歌ったのは4年ぶりくらい

やっぱりね全然止まって聞いてくれないんだね

 

隣でワンオクのカバーしてる人たちは何人か止まっている人たちがいたけど

自分は自分の曲を歌っても、ただ目の前を通り過ぎていくだけ

 

ただそのうち一人の男性が目の前に座って聞いてくれた

1曲歌い終わると、その人がマスクを外して

 

「久しぶりだね」って

 

深居優治さんだった

 

一昨年にも天神で深居さんと偶然会った時があって

その時に深居さんの路上ライブを見たんだけれども

 

深居さんが路上で歌いだすと

たちまち人が立ち止まって

いつの間にか10人くらいになってたのかな

その時「音楽の力」ていうものを目の当たりにした

 

そして今日も自分のギターを深居さんが弾いて2〜3曲くらい弾いてくれたんだけど

全然音量が違うの

深居さんに比べたらね全然出てないの声もギターも

 

おんなじギターで人だけが違って

 

そんで自分はそれまでは座って歌ってたんだけど

深居さんは立って前を見つめ、空を見上げ

自分の半径10メートルくらいはステージだってくらいの

自由な動きで

「こうやってやるんよ」っていうのを見せられた気がした

 

 

なんだろう

部屋やハコの中でマイクに向けてずっと歌ってたんだって思って

人に向けて歌えてないなと

目の前の誰かに向けてまだ届いてないなと

強く感じた

 

だから雰囲気しか伝わらんのだろうと

強く感じた

 

 

こういういろいろな事を経て思うのは

 

自分には貪欲さが全く足りないなと

「音楽をやってます」て言ってるだけになってたなと

 

だから久しぶりに会う人に

「今音楽やってるの?」って聞かれちゃうんだろう

音楽をやってる感が出てないってこった

そう強く感じた

 

身の回りにいる人たちは私が「音楽をやってます」っていうと

「すごいね」「がんばって」って応援してくれる人たちばかりで

とても恵まれているなと感じていたんだけど

 

きっとその人たちは私の実態を掴めなくて

「趣味なのか本気なのかなんだかよくわからない人」になっていたのかもしれないし

ある程度知っている人は

「あいつはもうあかんやろな」って見られていたのかもしれない

 

実際はどうか知らないんだけれど

じつはこれは全部私が私自身に一瞬でも感じてしまった気持ちでもある

 

「自分は趣味でやりたいのか、本気でやりたいのかわからない」

「自分はもうダメかもしれない」

 

うまくいかなかった事はほとんど環境のせいにして

何もしていないのに勝手に自分に誰かに何かに失望して

今までやって来てしまったのかもしれない

 

でもそうやって行き着く未来なんか

例え音楽以外の事をしていたとして

ロクでもないことは確かだ

 

それだけはわかる

 

だから変わっていきたい

もう何度目の決意か知らないが

変わっていきたい

 

もっと歌がうまくなりたいし

もっといい曲を作りたいし

もっとかっこよくなりたい

 

泣き言を言っている暇は

ない